フルリ~フルリラ~桃色吐息、
はじける乙女のピュアハート、
マジカル☆チェンジ!
ジャンル | 魔法少女が大活躍のアクションADV |
発売元 | すたじお緑茶 |
発売日 | 2008年7月4日 |
原画 | REI |
シナリオ | 氷雨こうじ |
音楽 | 内藤侑史、SENTIVE |
アーティスト | fripSide、Riryka |
総プレイ時間 | 約15時間(ADVは10時間) |
総合評価 | B |
~あらすじ~
場所は日本。平和そのものの街にある学校。
そこへ通う如月巴弥は、何処にでもいる様なごくごっく普通の女の子。
背も胸も平均的な同学年の少女たちよりも小さいが、
それがマイナスに働かないのは彼女の容姿がそうさせるのだろう。
少し違うとしたら、それは彼女の人を寄せ付けない雰囲気。
他人と交わろうとするのを拒み、一人でいることを良しとした。
周りの和気藹々とした雰囲気に馴染まず、巴弥は一人の世界を作る。
にも関わらず、そんな彼女の周りは必ずしも人が寄って来ないわけではない。
やはり、少し普通とは違う雰囲気に男子生徒たちは引かれ、こぞってやってくる。
毎日のようにコクられる日々に、巴弥は心底…。
「…ウザい」と思った。
そんな当たり前の日々を過ごし、当然のように終わると思えた生活。
それを一気に覆す大事件。空から落ちてきたブタだかウサギだか、
良く分からないモノをモチーフにしたぬいぐるみ。
しかも、このぬいぐるみ、喋るのだ!
あまりに現実から離れた出来事は、彼女自身をも非日常の世界へと誘う。
■シナリオ、システム
ある日突然魔法少女にされてしまった女の子が、
主人公と共に大活躍するアクションアドベンチャーゲーム。
ちょっとおバカな主人公とその相棒であるちょっとツンデレな巴弥が
互いに困難を乗り越えていくにしたがって恋に芽生えていくという
単純で王道的なストーリーですが、けっこうバカゲー要素あり。
テンポも非常によく、サクサク進められるものの説明文が長かったり、
展開が早すぎる部分も見受けられたりと全体的な完成度の高さはそこそこ。
なお、アクションシーンでは2Dゲームに奥行きを持たせた3Dチックなゲームな感じ。
敵キャラクターを持ち上げて、画面の奥がわにいる敵を倒したり、
トラップのスイッチを押したり、さらに派手な魔法を使うことも可能。
風の力の魔法で空を飛んだり、水の力の魔法で洪水を起こしたりといった、
スケールの大きな魔法で爽快にステージをクリアすることが出来たりします。
……いや、後半部分は少し誇大広告のような気もしますがw
(※一部、紹介文を引用)
ただし、1章ごとに『ストーリー→アクション→エピローグ』の構成となっており、
“話の続きが早く見たい!”という人には少々ツライところ。
■キャラクター、グラフィック
巴弥以外は攻略できないのが本当に悔やまれるぐらい、キャラがみんな魅力的。
もちろんメインの巴弥は別格でしたが。あれはとてもよいデレでした。
SD絵も多く使われており、キャラの持つかわいらしさを上手く表現していたと思います。
美弥月いつか先生(SD、サブ原画担当) 『COLORFUL BLOG』
■音楽、CV
OP『magicaride!』、挿入歌『誇り高き勇者』は本当に素晴らしかった!
これだけでもプレイする価値があるくらい、個人的には神曲です。
CV陣は特に問題なし。むしろコレしかない!という感じ。
特にリサ様のバカさ加減は最高でしたね(CV:青山ゆかりさん)
あれはもう達人の域に達していたのではないでしょうか?w
あと何気に主人公の声の使い分けがキャラの魅力をよく引き出していてよかったです。
感想
王道的展開かつテンポの良い会話とギャグが非常に楽しめるとても良い作品で、
キャラがこれでもかというくらいにイキイキとしていました。
むしろそれだけしか良いところがなかったような気もしますが、
十分すぎるぐらいに日常シーンがおもしろかったです。
シナリオ面における所々での粗はまあ気になるものは無かったのですが、
最後の方だけは非常にもったいなかったなあと。ここがもう少し良ければ……
魔法自体の設定も去ることながら、世界観の説明が不足していたことで、
話の重要な部分がラストに集中しすぎて展開が速すぎたんですよねえ。
あと、できれば主人公のかっこいい姿をもう少し見たかったなあと。
作中で主人公がすごい魔法使いだという表現がたくさんあったので(´-ω-`)
一方、肝心のアクションパートですが、意外と完成度が高くてビックリしました。
この業界では結構、新感覚のゲームでしたがバグなどもなく安定していましたね。
アクションパートは賛否両論あると思いますが、私は楽しめたクチです。
ただ、やはり話の合間に挟まれているため、ADV主体で考えていた方にとっては
テンポが悪くなるだけのモノにしか映らなかったかもしれませんね。
まあ、もし面倒くさいなぁと思った方がいらっしゃった場合は
他の方々が挙げているクリアセーブデータをあてることにより、
おまけの方で一応スキップみたいなことはできますのでご安心を。
(一部イベントは見れませんが)
最後に
現在は価格も非常にお求めやすくなっているのでぜひプレイしてみてください。
どこか間の抜けたキャラたちのドタバタハッピー物語でとてもおもしろいので。
あと、考えるアクションゲーム(風のクロノアとか)が好きな人にもオススメの一品です。
お気に入りキャラ
如月巴弥(というかぶっちゃけ全員)
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